◆2月22日 第3回現地実行委員会
2020教科研奈良大会現地実行委員会は、2月22日(土)に第3回実行委員会を開催しました。
参加者は13名でした。
第一部学習会では、兵庫の石本日和子先生から「神戸『教師いじめ事件』から考えるー追い詰める社会に抗し、人間になることー」と題して報告がありました。
◎なぜ東須磨小学校で事件が起きたのか?その背景にあるもの
・日本中、職員室のイジメ事件はどこで起きても不思議ではない状況(精神疾患増、新任教員の退職、パワハラ....)
・「人権教育」「学力向上」として行われてきた教育の問題
・阪神淡路大震災からの復興の影響(政府財界主導、いびつな教員年齢構成....)
・神戸市の教育(自然学校、スポーツ行事の推進、いじめ自殺事件の隠蔽...)
・東須磨小の教育(歴代管理職による学校運営、「金銭教育」「人権教育」研究発表校、加害教員、被害教員の人間関係、子どもたちの傷つき...)
・事件後の教育行政の介入と混乱(強権的処分、「神戸方式」人事の実態、総務課係長の自殺...)
困難な子育て環境の中で父母と子どもたちの苦しみを私に響かせて、共に考え合うことから
参加者は、報告をもとに、事件について、そして教育界の現状について話し合いました。
第二部は、事務局長からの提案に基づき、3月集会、8月大会についての企画内容や参加者組織などについて話し合いました。
特にコロナウィルス感染拡大により各種行事集会などの開催延期や中止が広がっていることについて、意見交換をしました。
今後の動向には十分に注意をしつつ、今のところ予定どおり開催の方向で準備をすすめたいと考えています。