2020教科研奈良大会

2020教育科学研究会奈良大会現地実行委員会が運営しています。奈良・近畿を中心に教育に関する学びの場、とりくみを紹介、交流するページです。大会の準備の様子やとりくみなどもお知らせします。

◆春の奈良観光案内⑥

奈良観光案内の今回は奈良と酒。

訪れた地で地酒をたしなむのは旅の楽しみですが、奈良は日本の酒の文化の発祥の地でもあります。

大神神社の神、大田田根子(おおたたねこ)は酒造りの神でもあり、日本書紀に詠まれた大神神社での祝宴の際の崇神天皇の歌から「三輪」の枕詞は「うまさけ=味酒」となっています。

こうした伝承から大神神社は全国の酒造家たちの篤い信仰を集め、11月に行われる醸造安全祈願祭に参列した蔵元には、三輪山の聖なる杉から作られた「しるしの杉玉(酒林)」が下賜される。この杉玉は新酒の知らせとして、蔵元、酒屋などの軒下に吊るされます。

また、正歴寺は清酒発祥の地とされ、奈良県の蔵元が、一度は廃れてしまった酒母の一種・菩提酛(ぼだいもと)を用いた「菩提酛造り」を復活させて販売もされています。

そうした歴史をもつ奈良の蔵元による「春鹿」「風の森」「八咫烏」「櫛羅」などの日本酒は全国的にも有名で飲み応えがあります。

ぜひ奈良観光の際にお飲みください。

http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/page/page_15.html

 

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