◆春の奈良観光案内④
春の奈良観光案内パート④は、吉野金峯山寺。
長谷寺の十一面観音(約9m)と、この吉野金峯山寺の金剛蔵王代権現(約7m)もお忘れなく。
3月28日(土)~5月6日に秘仏ご開帳されていますので、大会後なら見ることができるでしょう。
1300有余年前、金峯山山上ヶ岳に役行者が一千日の修行に入り、感得された権現仏です。
権現とは権(仮り)に現われるという意味で、本地仏の釈迦如来(過去世)、千手観音(現在世)、弥勒菩薩(未来世)が権化されて、過去・現在・未来の三世にわたる衆生の救済を誓願して出現されました。
また金剛蔵王とは、金剛界と胎蔵界を統べるという意味も表しています。
上から目線で思いっきり叱られている気分になりますが、一度拝んだら、一生忘れられません。
その意味では、東大寺大仏よりも印象大でしょう。
なお、吉野といえば桜が有名ですが、この時期はまだ山桜は咲いておりませんのであしからず。
https://www.kinpusen.or.jp/niomon/index.html